ハイヤードライバーが対応するのは主に外国人と企業の役員

数多くあるハイヤー会社は、それぞれ会社の色のようなものがあります。お客様の7~8割が外国人というようなハイヤー会社もあれば、そのほとんどが社用車など固定された中長期のお客様という場合もあるでしょう。外国人からの依頼が多い会社は、ドライバーのほとんどが英会話が堪能ですし、雇用条件に英会話のスキルが細かく記載されていることもあります。英会話がまったくできなくてもハイヤーのドライバーとして仕事はできますが、海外からのお客様対応は難しくなります。ドライバー業務をしながら英会話を身に付けることは可能ですが、ほとんど英語に携わっていない状態だと実践的な英語を身に付けるには結構な時間がかかるでしょう。そのため、お客様の多くが外国人という場合は、採用ハードルがどうしても高くなってしまいます。

これは英会話に限ったことではありませんし、そのほかの言語についても意思疎通をするためにはある程度外国語のスキルを上げていかなければなりません。主に英語圏のお客様が占めるとは思われますが、それ以外の言語を話せると会社から重宝されるでしょう。

外国人と同様に、対応する機会が多いのは企業の役員です。主に大企業の役員以上の人物であり、いわば重鎮と呼ばれる方々。話しかけにくいタイプもいれば、誰に対しても明るい態度で接することができる方もいます。主に社用車代わりに利用されるため、何度も顔を合わせる機会も多いでしょう。そのため、段々どのようなタイプの人物なのかも分かりますし、どのように対応するのがベストであるかもだいたい把握できるはずです。ハイヤーの車内でほとんど言葉を交わさないようなタイプもいれば、おしゃべり好きなタイプもいるので、ある意味興味深いものです。車内で仕事をしたり、電話をしたりすることも多いため、役員たちの状況を見て察することが必要になります。

このほかに、日本人のスポット利用も増えています。特別な何かがある際にハイヤーを利用するものであり、家族での利用や友達同士で利用されることもあるため、その場に応じて適切な対応が必要です。ハイヤーは完全予約制であるため、事前にある程度お客様の情報を入手しやすい点は対応する際に役に立つでしょう。なんとなく雰囲気的なものでお客様が求めている対応の仕方などを察することは、業務の場数を踏んでいくことで身につくものです。最初は難しいですし、分からないことも「経験」が味方となってくれます。